雨が降る仕組み – 概要

気象学の専門書をいろいろながめてみると、たいてい大気とは何かという項目から始まって、大気は8割の窒素と2割の酸素+その他からなり、標準状態とは1013hPa、15degCをさすなど堅苦しい内容がずらっと並んでいること多いです。もちろん気象学を学問として学ぶには当たり前のように知っておくべきことだし、スカイスポーツをする上でも知っていて価値があることだとは思うけれど、ちょっと学問的な話で、日常の天気の移り変わりやスカイスポーツにどのように関わってくるのか、気象に関して素人の我々にはいまいちイメージがつかなくて、せっかく勉強する気になるけどすぐ挫折してしまう人も多いのではないかと思う。そこでここではもっと身近な話題としてなぜ雲ができて雨が振るのかという身近なことから始めてみたいと思う。

雨が降るメカニズムをシンプルに説明すると下のイラストのような説明になります。

Rain

  1. 太陽の熱によって地表が暖められる。
  2. 海や川、湖などの水が暖められると蒸発して水蒸気になる。暖められた空気(水蒸気を含む)は軽いため空に上っていく。
  3. 上空の冷たい空気によって冷やされた水蒸気は水に戻り雲となる。水は空気と比べて重たいため雨となって地上に降ってくる。
  4. 雨は川となり海や湖などに戻ってくる。
  5. 1に戻る

雨が降るメカニズムについてごく簡単に説明したけれど、たぶんこのような説明は小学校や中学校の理科の授業で習うような内容だと思うので、多くの人がなんとなく理解してもらえるんじゃないかなって思う。でもイラストと文章を読むとなんとなく分かったような気になるかもしれないけど、実はその一つ一つに着目すると非常に奥が深くて疑問がいっぱい出てくるはず。

例えば

「太陽の熱で地表が暖められるのは分かるんだけど、水が蒸発するのは100度のはず。気温は100度になんてならないのになぜ水蒸気になるの?」とか

「暖かい空気は軽いから上昇すると言うけど、なぜ暖かい空気は軽いの?」とか

「雲は水蒸気が冷やされた水だというのならなぜ雲は浮かんでいられるの?水は空気よりおもいんでしょ?」とか

どうですか?イラストを見たときは分かったつもりになっていたけれど、結構色々疑問がわいてきたんではないですか?スカイスポーツと関係ない日常生活をすごしている限りはこんな疑問がわいてきても、「まあ関係ないか」と気にしないでいても良いのだけど、実はこういった疑問はスカイスポーツに必要な気象を理解するうえでは非常に大事なことです。少し難しい話になってしまうけど次回は温度と水蒸気の関係について説明したいと思います。

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